2018/08/16 第190回例会 by W辺

2018/09/21 1:40 に Couichi Hashimoto が投稿
皆さんこんばんは。前回は東京生まれのS本さんによる都会人から見た新宿のお話でしたが、今回僕は地方出身の田舎者から見た新宿の話をしたいと思います。
 僕が新宿に上京したのはおよそ30年前の昭和の時代です。それまでは仙台の片田舎、大学院の研究室で地味な研究に没頭していましたが、新宿に本社のある食品会社に就職が決まり、中学の修学旅行以来、初めて上京したんです。
最初は電車の乗り方がよく分からず、「東京駅から山手線に乗ればそのうち新宿に着くから」という言葉を頼りに移動。会社のあった新宿新南口は今ほど栄えておらず、ビール会社の荷捌所や連れ込み旅館、貨物引込線の広場には、ミュージカルキャッツの大きなテントが一時的に設置されたりして、歌舞伎町ほどの賑わいはなく、何となくのんびりとした印象でした。
 会社では4/1に入社式があり、修士卒で年長者という事だけで新入社員総代となり、社長への答辞のスピーチ、足が震えたのを覚えています。答辞の原稿を作る時にいろいろ考え、製粉会社にちなみ「身を粉にして働きます!」と答辞のスピーチを締めくくりました。まあよく出来たほうかなと思っていたところ、「毎年これ、言うんだよねー」と先輩に言われ、思い出すと今でも恥ずかしいような酸っぱい気持ちになります。甲州街道沿いの南口北側には、会社の人達が行きつけの安い居酒屋があり、相席の狭い部屋に入ると誰かが必ずキープしている焼酎と冷奴でいろんな話をしました。トトロに似た大将は、席が空いていると店先で黙って「おいでおいで」をする。すると引き寄せられるように満席になるのが不思議でした。大将、かなりメタボだったけど元気かな。今の新宿新南口は高島屋やニュウマン、バスタ新宿ができ若者向けのクールな街並みに変わり、歩く人達のスピードも30%増しで気ぜわしい気がします。でも、高速バスから降りてきた地方出身者(おそらく)を見ると昔の自分を見るようななつかしさも感じます。
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